「Episode 3」

 

Steve Jobsは言った。 

 

As you know, you only use what you understand. 

It doesn’t matter how many features in the product. 

 

ユーザーはわかるモノしか使わない。いくら機能が搭載されていようが。 

 

 

その通りだと思った。 

 

 

服においてはどうだろうか。 

 

 

 

それは、LightBulbが危惧しているロゴ的な消費スタイルと似ている様な気がした。 

人々は分かり易いロゴやブランドに惹かれる。知っているからだ。 

 

 

 

これまでLightBulbは、そんなアパレル構造の現状にアンチテーゼを唱えてきた。 

共感してくれた方々が服を買い、サポートしてくれた。 

 

 

しかし、それはSteve Jobsが述べた「わかるモノしか使わない」現象と同じではないだろうか。そう思うようになった。 

 

 

「コンセプトをわかる人にしか買われないブランド」 

 

 

になってしまっていたのだ。 

 

 

本来は「入り口として入りやすい”服“を扱う事で環境問題についてや政治の現状などを知ってもらう」 

 

その為には「原価の高い質の良い服を届ける」 

適当な服を売っている様じゃブランドへの愛は深くはならないから。 

 

  

そこがコアコンセプトだったのに、順序が逆になってしまっていた。 

 

 

環境問題への取り組みを知ってもらった上で洋服を買ってもらうのではなく、

 

本来は 

「原価率の高い質の良い洋服を販売する」 

「掛 洋二郎によってデザインされた本物の服を届ける」 

を知ってもらう事から始めるべきであるのだ。 

 

 

もちろん、LightBulbが取り組む環境問題への取り組みや問いかけについて知ってもらう事も大切だ。しかしそれはアパレルブランドとしての洋服の質を評価された上での事だと感じた。 

 

 

 

だからこそLightBulbをよく知ってもらう為の洋服が必要だと思った。 

 

 

だから作った。 

 

 

 

 

まずは 3 Colors Shirt 

 

 

 

 

 

 

そして 3 Colors Shirt と共に着用されている Flare Pants 

 

 

LightBulbのデザインの特徴は不要な部分を削ったミニマルなデザインだ。 

 

 

なので Shirt も Pants もシンプルに仕上げた。 

ポイントはいくつかある。 

 

 

まずはShirt 

 

3 Colors Shirtを作る上で苦戦したのは生地だ。 

伸縮性があり、色が綺麗な生地である事。 

特に赤と白の発色をベースに生地を選ぶのは難しかった。 

しかし、とても満足のいく生地を見つける事が出来た。 

 

写真で見た時と生地感との乖離を無くし、手元に届いた時に更に感動して頂ける程の高いクオリティに仕上がったと個人的に思っている。 

 

写真で見た時との生地感の乖離幅は、オンラインショッピングが拡がった現代において大きなポイントだと個人的に思うからだ。 

 

 

そして、普通のT-shirt などの首元に付いている折り目も無くした。 

これは他のシャツと大きく異なる拘りだ。 

 

 

1枚で着た時にも特徴を持たせる為に袖に向けて少し広がりつつ、

普通の袖丈よりの少し長い丈サイズを採用した。 

なので1枚で着た際にも個性が出る。 

 

 

首元が大きく開いている分、インナーシャツ選びにも困る事が予想される。 

 

 

今回の 3 Color Shirは、LightBulbのインナーシャツとも補完性を持っており、インナーシャツの洗濯のみでShirt自体の品質を保ったまま使用出来る様になっている。 

 

 

そして Flare Pants 

 

素材はウール100%。 

 

昨今はファストファッションの流れによりウールライクなウールっぽい素材がよく見受けられる様になってきた。 

しかし、長く使い続ける為にはウールの肌触りは最低でも必要だと思った。 

ウールより上の素材は選択肢にあるがウール以下の素材は選択肢に無かった。 

 

 

袖丈の先が少し広くなっている 3 Colors Shirtに合わせてPantsもフレア仕様にした。 

 

 

パンツに合わせるベルト選びに苦戦する経験も多いだろう。 

ロゴが入っていたり、欲しい位置に穴がなかったり、金属の色が気に入らなかったり…. 

 

なんとかベルトを取り除けないかと考えていた。 

 

 

そしてデザイン熟考の結果、腰部分にホックを付ける事にした。 

 

 

Mサイズは74と78cmに対応可能。 

Lサイズは76と80cmに対応出来る様になった。 

この工夫によりベルトの着用を無くして、負担なくパンツを着用する事が出来る様になった。 

 

 

普段使いが無いヒップ側のポケットも無くした。 

 

 

「今のアパレル業界の現状やデザインに対する小さな違和感」や「服の本質を追求する考え方」が今回の制作に大きな力を貸してくれた。 

 

 

色を3色、特に赤を用意した事で一瞬のビジュアルのインパクトもあると思う。 

 

 

価格も限界まで落とした。 

他のブランドでは有り得ないほどの原価率だと思う。 

原価率を上げる事と原価費を下げる事はイコールでは無い。 

 

LightBulbの表現したい生地の質や色を表現する為の原価費を掛け、極限まで販売価格を下げたという意味だ。 

 

 

それ程にLightBulbの存在を知ってもらう為のプロダクトとして、今回のシリーズに賭ける想いが強い事を理解して頂いた上で手に取って頂ければこの上無く嬉しい。 

 

 

 

 

一瞬触れればわかる。 

 

これが本物。 

 

 

最高のプロダクト体験をLightBulbと。 

 

 

 

制作の裏側を伝えるEpisode Series 

 

Product Page

 

Review

 

 

 

LightBulb

LightBulb Official Home Page

Producer:Naoki Okada
Vice Producer:Kosuke Yamato
Designer:Yojiro Kake 

1件のコメント

  1. シャツをエントリーモデルとし、LightBulbのレビューなどのエクスペリエンスへの一歩にして頂きたいです。

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