LightBulb Producerの岡田直樹です。
本記事の内容は、タイトルの通り「私は賭ける」です。
2020年2月の下旬にブランドとしてレビューページを立ち上げました。
それには幾つかの理由があり、そして私はこのレビュー機能にとても大きな期待を持っています。つまりは賭けている訳です。
LightBulbは、これまでオンラインのみでの販売を行なっており、Instagramやブログを通じてLightBulbの考え方に共感し、購入に踏み切って下さる方がほとんどです。
時にはDMで意見を交わし合う事もあります。そこには店舗販売に無い良さが溢れていると思っています。
その一方で、個人とのDMのやり取りが増えるにつれて商品に対する好評の声がブランドと個人の間のDM上で交わされる事が多くなりました。
素晴らしい事にプロダクトに対して否定的な声が寄せられた事はありません。
オンラインを基本とするブランドとして高い原価率を保っているからこそ、質への評価が高いのだと思います。もちろん質を評価出来る程に普段から洋服に多く触れている「洋服リテラシーの高い方々」が買って下さっているという証とも捉えています。
LightBulbがクリエーションと真剣に向き合っている証でもあります。
ある程度洋服に詳しくなければ「ブランド品のノーム」や「早すぎる消費」が蔓延する現世においてLightBulbと共にアンチテーゼを唱える事も難しいのではないか、と1年間のブランド運営を通じて思い始める様にもなりました。
買って下さった方々から良い評価が寄せられる一方で、購入になかなか踏み出せない方々が多い事も事実です。
ブログなどを通じての発信の成果もあり、LightBulbへの注目度はかなり高いです。
しかし、価格帯的に安くはない洋服へのハードルは高い物だとも実感しています。
Instagramやブログでの共感を元に購入に踏み切って下さった方々と同様の熱量が帯び切っていないのだと思います。
この点は実店舗を持っていない弱さだと実感しています。
そんな熱量の溝を埋めるべく実装したのがレビューです。
そこには、私自身のAmazonでの買い物の経験が生きています。
私にとってAmazonでは「実際には見た事無い商品」の購入が大半を占めるにも関わらず、不満足な買い物をする確率がかなり低いです。
それは「良くレビューを読むから」であり「レビューが付いてない商品についてはとりあえず選択肢の中から消す様にする」という購入ルールが存在しているという点も作用しています。
レビューは多ければ多いほど信頼感は増し、購入の後押しをしてくれます。
しかし、そんなAmazonで出てきたのが偽レビューです。お金によってレビューを買うという具合です。これにより騙された人も多いそうです。
Amazonでのレビューに偽レビューの様な問題がある事も事実です。
しかし、レビューそのものは素晴らしく、LightBulbがこれまで悩んでいた熱量の差を埋める最適なツールにもなると考えました。
そしてこれら全ての点を複合的に考えた結果がLightBulbのレビューを実装する際の答えとなりました。
・偽レビューを排除する
・商品の良さがわかるような質の高いレビューを求める
この2点の追求でした。
ウソのレビューについてはメールアドレスと購入履歴を結び付ける事によって正当性を保ちます。(メールアドレスは非公開)
質の高いレビューについては上にも綴ったように、LightBulbを応援して下さる方々は洋服リテラシーの高い方々なので自ずと良い意見が出てくると確信しています。
更に「評価の数値化」をやめ、文章だけのレビューとした事もレビューの質を高める上で大きく作用すると考えています。
近年は「Bad評価一つを押すだけで」気持ちが満たされてしまう、いかにも早い社会です。そんな社会へもレビューを通じて抗っています。
LightBulbは、洋服の購入を通じて価値観を変える事を強く目指しています。
「この服の何が良くて」
「この服のどこが拘られていて」
「この服を他者へ薦める際に自分が紡ぐ言葉」
そんな事を真剣に考える事により早すぎる消費は減っていくと思います。
https://li-ghtbulb.com/product/shirt/
そんな可能性に「 I bet 」 しました。
LightBulb Producer
岡田 直樹
プラットフォーム単位ではなく、ブランド単位でレビューを入れるのはかなり挑戦的ですが可能性にbetします。